AI
2025.07.5
WERによる文字起こし精度チェック
はじめにWER(Word Error Rate) は、音声認識システムや文字起こしサービスの精度を評価するための代表的な指標です。文字起こし結果と正解テキスト(ゴールドスタンダード)を比較し、誤りの割合を定量化します。WER の定義と計算式WER は次の3種類の誤りをすべて合計し、正解語数で割って算出します。S(Substitutions):誤って別の単語に置き換えられた単語数D(Deletions):正解ではあるが出力に欠落した単語数I(Insertions):出力に余分に挿入された単語数N:正解テキスト中の総単語数たとえば、正解テキストが「今日はいい天気ですね」、文字起こし結果が「今日はいい天気です」の場合:置換(Substitution):“ですね”→“です” ⇒ S=1挿入(Insertion):なし ⇒ I=0欠落(Deletion):なし ⇒ D=0正解語数:4(「今日は」「いい」「天気」「ですね」) ⇒ N=4なぜ WER を使うのか?
AI
2025.07.5
Assembly AI とは?
はじめにAssemblyAI は、音声データの自動文字起こし(Speech-to-Text)や要約、感情分析、コンテンツモデレーションなどを API 経由で提供する AI プラットフォームです。主な特徴は:高精度な文字起こしエンドツーエンドのディープラーニングモデルを使い、ノイズ環境や複数話者の録音でも高い認識率を実現話者識別(Speaker Diarization)誰がいつ話したかを区別してタイムスタンプ付きで出力要約 & ハイライト長い音声・動画の内容を自動的に要約し、キーフレーズを抽出感情分析 & コンテンツモデレーション発話の感情トーンを解析したり、不適切な表現を検出リアルタイム & バッチ両対応ストリーミング API でリアルタイム文字起こし、ファイルアップロードによるバッチ処理の両方に対応API キーを取得すれば、REST エンドポイントに音声ファイルを送信するだけで結果を JSON で受け取れるため、SDK も含めて比較的簡単に組み込みが可能です。料金Free(無料)
AI駆動開発
2025.07.3
INNGEST AgentKitとは
はじめにAgentKit とは?TypeScript 製のエージェント開発フレームワークで、以下を特徴とします。決定論的ルーティング入力内容や意図に応じて、あらかじめ定義したルールで必ず同じ経路を通す仕組み。マルチプロバイダー対応OpenAI、Anthropic、Azure など、複数の大規模言語モデル(LLM)サービスを差し替え可能。MCP(Model-Agent Communication Protocol)採用プロンプトやツール呼び出しを標準化するプロトコルで、外部ツールやプラグインとの連携を簡単に。TypeScript コミュニティとの親和性型定義やエコシステム(npm/GitHub)を活用し、既存の開発ツールとスムーズに統合。Inngest Dev Server との統合ローカル開発環境Dev Server を立ち上げるだけで、クラウドにデプロイする前のイベント駆動ワークフローを手元でシミュレーション可能。オーケストレーションエンジン本番環境では Inngest がイベント処理をクラウド上で管理し、失敗時の自動リ
その他
はじめにFAST APIは、Pythonの型ヒントに基づいたモダンで高速なAPI構築用Webフレームワークです。主な特徴は以下の通りです:高速:Node.jsやGo並みに高パフォーマンス(StarletteとPydanticによる)。開発が速い:開発速度が2〜3倍に。バグが少ない:人為的エラーを約40%削減。直感的:エディタ補完が充実し、デバッグ時間も短縮。簡単:学習コストが低く、ドキュメントを読む時間も短縮。簡潔:コード重複が少なく、宣言から複数の機能を得られる。堅牢:本番環境にすぐ使える。自動の対話型ドキュメント付き。標準準拠:OpenAPIやJSON Schemaと完全互換。ここで、Pythonの型ヒント(Type hint)とは、変数や関数の引数・戻り値に「どんな型を使うか」を明示するための記法です。仮想環境の作成cd myapp1python -m venv .venvsource .venv/bin/activateecho "*" > .v
AI AI駆動開発
2025.06.20
GitHub Copilotとプログラミング⑤ – ChatGPTとの使い分け
ChatGPTと GitHub Copilot Chat は、それぞれ得意分野と最適な用途が異なります。以下に整理しておきます:✅ ChatGPTに向いていること領域内容ビジネス相談アイデア検討、戦略立案、市場分析、収益モデル、競合調査など設計システムアーキテクチャ、プロジェクト構成、フレームワーク選定AI活用どんな業務にAIを使うと効果的か、などの企画技術調査「このエラーはなぜ出るのか?」といった幅広い調査や背景説明複数ツール連携「ShopifyとGA4とMeta広告の連携」など広い視点が必要な相談✅ GitHub Copilot Chat に向いていること領域内容実装サポート「この関数バグってる?」「ユニットテスト書いて」など具体的なコード編集ファイル横断複数ファイルにまたがる変更点を提案・自動化したいときローカル環境との連携現在のプロジェクトを読んだ上で補完・修正・新規生成したいとき小さなタスクの自動化「このReactコンポーネント、CSSモジュールに分けて」など素早い修正🎯 使い分けまとめ(簡潔)シーン推
AI AI駆動開発
2025.06.20
GitHub Copilotとプログラミング④ – エージェントモードとは?
🧠 GitHub Copilot の「エージェントモード」とは?これは Copilotが「自律的な開発アシスタント」として動くモードです。目標を伝えると、Copilotが複数のファイルを分析し、提案・修正・実行の手助けをしてくれる機能です。✅ できること(例)エージェントモードでは、こんなことができます:タスク例Copilotの動き「バグを修正して」コード全体をスキャンし、問題箇所を見つけて提案「このコードにAPI呼び出しを追加して」必要なインポート、関数、エラーハンドリングなどをまとめて挿入「この機能をNext.jsで書き直して」フォルダ構成やルーティング含めて再構築案を提示🧪 現在の特徴サイドバーに「Ask Copilot」や「Agents」などのUI が出る複数ファイルを横断して意図を理解VS Code限定の機能(2025年時点)Copilot Chatと統合されている(チャット+ファイル操作)🔧 表示されたものの意味(例)表示UI意味Goal:目標やタスク(例:
AI AI駆動開発
2025.06.20
GitHub Copilotとプログラミング③ – GitHub Copilot Chatとは?
GitHub Copilot Chat は、VS Code 内で Copilot とチャット形式でやりとりできる強力な開発アシスタントです。コードの説明、バグの原因調査、リファクタ提案などができます。✅ GitHub Copilot Chat の設定と使い方🔧 必要なもの項目要件VS Code最新版推奨GitHub アカウントCopilot の有料サブスクリプション拡張機能GitHub Copilot Chat(別途インストール)① 拡張機能をインストールVS Code 左側の拡張機能アイコンをクリック「GitHub Copilot Chat」と検索GitHub Copilot Chat をインストール💡「GitHub Copilot」拡張も同時に必要です。先に入れておくとスムーズ。② GitHub アカウントでログインインストール後、右下に「Sign in to GitHub」が出ることがありますGitHub にログインし、Copilot Chat にアクセス許
AI AI駆動開発
2025.06.20
GitHub Copilotとプログラミング② – VS Codeでの設定
VS Code で GitHub Copilot を使い始める手順は、以下の通りです。✅ GitHub Copilot を VS Code で使う手順① 必要なもの✅ Visual Studio Code (VS Code)(最新版推奨)✅ GitHub アカウント(Copilotのサブスクリプションが必要)② VS Code に Copilot 拡張機能をインストールVS Code 左側の拡張機能アイコン(四角4つのアイコン)をクリック検索バーに「GitHub Copilot」と入力「GitHub Copilot」拡張機能を選んで「インストール」③ GitHub アカウントでログイン拡張機能インストール後、右下に「Sign in to GitHub」が表示されたらクリックブラウザが開くので、GitHubアカウントでログインし、アクセスを許可サブスクリプションを持っていない場合は、7日間のトライアルか有料プランの選択画面に進みます④ 設定
AI AI駆動開発
2025.06.20
GitHub Copilotとプログラミング① – GitHub Copilotとは?
GitHub CopilotとはGitHub Copilot(ギットハブ・コパイロット)とは、AIがコードをリアルタイムで提案・補完してくれる開発支援ツールです。GitHubとOpenAIが共同開発し、プログラマーの作業を大幅に効率化します。🔍 一言で言うと:✨「AIがペアプロの相棒になってくれるコードアシスタント」✨🧠 どう動くの?自然言語のコメントや関数名を元に、AIがコードの続きを予測例: // Fetch user data from API と書くと、自動的にfetch関数を提案してくれる🛠️ できること(主な機能)機能説明✍️ 自動コード補完数行~関数単位で自動生成🔄 コード変換Copilot LabsでTypeScript → Pythonなど変換💬 コードの意味を説明「この関数何してる?」などの自然言語質問も可能(Copilot Chat)🧪 テスト生成テストケースの自動生成📚 ドキュメント作成コメントやREADMEの作成支援⚙️ 対応エディタVi
Shopify
2025.05.1
VercelでRemix Shopifyアプリの開発
① 前提条件Shopify Partners アカウントShopify開発ストアVercel アカウントGitHub アカウント(Vercel連携用)Node.js(推奨 v18+)npm または pnpm② アプリテンプレートを作成npx create-remix@latest --template shopify/app-template-remixcd app-template-remixこのテンプレートは、Shopify OAuth認証App Bridge対応(埋め込みアプリ)Webhook処理 などが最初から組み込まれています。③ 環境変数を設定.env ファイルを作成して、以下のように設定します:SHOPIFY_API_KEY=xxxSHOPIFY_API_SECRET=xxxSCOPES=read_products,write_productsSHOP=your-dev-store.myshopify.comHOST=localhos