ChatGPT API ハック – ①どこまでできるのか

AI

はじめに

いまさらですが、ChatGPT APIで何ができるのか、使いながら試していきます。

ChatGPT API を使って何が実現できるか?

ChatGPT APIは「単に質問に答えるAI」ではなく、あなたのサービスや業務の中で、“対話可能な脳”を好きな形で埋め込めるインターフェースです。

想像を超える使い方一覧

主に、私のようにSaaSを作る人・ECを運営する人・AIを実装する人向けに、「ChatGPT APIを使えばここまでできる」という事例・構想を、段階別に紹介します。

【レベル1】よくある使い方

ユースケース内容
ECサイトのチャットボット「この商品は何?」「返品できる?」などに答える
お問い合わせ自動応答営業時間・料金・手順などFAQ対応
メール・文章生成カスタマー返信文を生成/修正
レビュー要約商品レビューを要約/感情分類

【レベル2】中級者向け(現場レベルの自動化)

ユースケース内容
APIログの分析&アラートlogから異常トラフィックを発見し、Slackに通知
Shopifyの商品説明を自動生成商品メタ情報から自然な説明文を作る(日本語/英語対応)
営業報告の要点抽出営業チームの音声ログ→要約→KPIタグ付け
AIミーティングファシリテーター進行・論点整理・ToDo抽出を自動で行う
LPのコンテンツライティングSEO・ペルソナに合わせて自動生成+ABテスト案出し

【レベル3】想像を超える統合型AI

ユースケース内容
カスタマイズ可能な「自社AI社員」組織構造・製品知識・顧客履歴をもとに対応できるAIスタッフ
自律的に行動するAIエージェント「APIエラーが続いてる」→「調査→開発者にSlackで通知」まで完了
顧客との会話からインサイト抽出しCRM更新質問 → 対応履歴 → 自動的にセグメント&スコアリング
社員教育AIコーチ社内マニュアル+実務経験をベースに個人指導&ナレッジ定着支援
Webを巡回し学習/更新するAI指定URL群を自動クロールし、最新FAQ/ナレッジを更新して学習

技術的に可能な理由

ChatGPT APIは:

特性できること
任意のプロンプトで人格・知識を注入医師っぽいAI・営業っぽいAIなど役割を自在に
自然言語と構造化出力(JSON)が両立ユーザーには自然に話し、裏ではAPI的に使える
Function calling(tools)でAPI呼び出し制御AIが他のAPIを叩ける(CRM更新・DB登録・Slack通知など)
長文要約・文脈保持・翻訳・分類が可能人間の「理解→判断→要約→出力」レベルを再現
任意のUIに埋め込み可能Shopify、管理画面、Slack、LINE、どこにでも載せられる

ChatGPTが「プロダクトの中核」になるイメージ

たとえば、EC支援で:

  • ログ解析+チューニング提案
  • FAQの自動応答
  • 店舗スタッフ向け社内マニュアルAI
  • 利用料金とコストの変動アラート
  • 顧客の行動予測と販促トリガー提案

さらに先の未来も見えている

  • OpenAIの「memory」機能(まだAPIには未解禁)
  • 複数Agentが会話しながら仕事を分担(multi-agent framework)
  • 動画・音声を理解してリアルタイム対応(GPT-4o)
  • ChatGPTが自動で要約・計画・実行を繰り返す「自己改善型AI」

今APIで取り組んでおくことで、AIを呼び出す”のではなく、AIに任せる時代への一歩を踏み出せます。

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